ここでは、確定申告書Aを例にとってご説明します。
確定申告書の第一表、第二表をご用意してください!
▲第一表
▲第二表
また、ご自身の源泉徴収票をご用意してくださいね。
収入金額等の書き方
まずは、第一表に記入します。
確定申告書の背景が緑色の「収入金額等」の部分に記入していきましょう。
ここの「給与」欄に数字を記入します。
源泉徴収票の「支払い金額」のところに自分の金額が記載されています。
ここに書いている数字を転記しましょう。
▲源泉徴収票のこの部分の数字を転記する
次に第二表に記入します。
先ほど記入した第一表の内容を転記します。
各項目は、以下で説明します。
所得の種類
給与(給与のほか、雑収入や配当収入がある場合、雑・配当と記入します)
種目・所得の生じる場所又は給与などの支払い者の氏名・名称
所得の種類が「給与」なら、この欄には「給料」と書きます。
その下に、お給料をもらっている会社名を記入します。
収入金額
第一表 ア欄に記入した数字を転記します。
所得税及び復興特別所得税の源泉徴収額
源泉徴収表を見て、源泉徴収額の数字を転記します。
▲この部分の数字を転記する
給与所得以外がある方
「給与」の他に「雑所得」「配当所得」「一時所得」がある場合は、
確定申告書の水色背景部分「所得金額」の欄に追記してください。
ない場合は空欄でOKです。
「雑所得」
公的年金をもらっている人や原稿料、講演料、印税、放送出演料、
貸金の利子、生命保険の年金(個人年金保険)、互助年金 などがある人
「配当所得」
株や投資信託をやっている人で配当があった人
「一時所得」
賞金や懸賞当せん金、競馬や競輪の払戻金、
生命保険の一時金や損害保険の満期返戻金があった人
公的年金をもらっている人や原稿料、講演料、印税、放送出演料、
貸金の利子、生命保険の年金(個人年金保険)、互助年金 などがある人
「配当所得」
株や投資信託をやっている人で配当があった人
「一時所得」
賞金や懸賞当せん金、競馬や競輪の払戻金、
生命保険の一時金や損害保険の満期返戻金があった人
所得金額の書き方
確定申告書の背景が水色の「所得金額」の部分に記入していきましょう。
ここの「給与」と「合計」に数字を記入します。
源泉徴収票に「給与所得控除後の金額」の記載がある場合
源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」のところに
自分の金額が記載されています。
ここに書いている数字を転記しましょう。
源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」が空欄の場合
会社で年末調整してもらえていない人は、ここが空欄だと思います。
その場合は自分で計算しなければなりません。
国税庁のホームページには、計算式が記載されていますが、
別に計算しなくても、一覧表にまとめたものがありますので
計算間違いしないために、こちらの表を使います。
平成28年分の年末調整等のための給与所得控除後の給与等の金額の表
https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/nencho2016/pdf/81-89.pdf
https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/nencho2016/pdf/81-89.pdf
まずは、↑この表の中で
自分の持っている源泉徴収票の「支払い金額」の数字が
どの部分に当てはまるかを探します。
▼たとえばこのような源泉徴収票だった場合。
上記の例でいくと、源泉徴収票の「支払い金額」は1,992,519なので、
国税庁の一覧表の1,992,000〜1,996,000欄に当てはまることがわかります。
その横に「給与所得控除後の金額」が記載されていますので
それを記入することになります。
今回は、1,214,400と表に記載されているので
それを確定申告書の給与部分に記入します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一見、難しそうな書類作成も、順を追えば簡単にできたと思います。
この調子で、確定申告用紙のすべてをスムーズに埋めていきましょう!
確定申告のいちからの流れを知りたい方は、こちらからご確認くださいね!
【図解】初心者でもできる!確定申告の手順・流れ・記入方法
会社員として現役で働いていて年末調整をしたけれど、医療費がかさんだり、ふるさと納税などをしたことにより確定申告をしないといけなくなった方。
また、会社員として働いてい………
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